アイドル全盛期みたいな今の音楽シーンに思う事
2016年の今の音楽シーンというのは、オリコンチャートを見ていても、人気アイドルグループの新曲がいつでも上位ランクしているような感じで、もはや、世の中から本当の音楽をやっているアーティストなんかは、いなくなってしまったんじゃないか?と思うぐらいですよね。
まあ音楽というのは、その時代を象徴しているものですから、若い人達が指示している音楽というのは、その時代を表すものであり、それについて、今の若い者は…みたいことを言ったとしても、それはどうしようもない事ではあると思います。
私が若かった頃の爆音全開のロックミュージックなどは、それよりも上の世代の人から見てみれば、音楽性も何もない、暴走族がマフラーを改造して暴走しているのと、おそらく変わらないようなイメージで見られていたのではないかと思います。
そういった常識の違いもありますので、私の立場から、今のアイドルの音楽ばかりが流行っている状態について文句を言っても仕方がないのかもしれませんが、それでもやはり、音楽の芸術性みたいなもの?というのは、やはり下がってきているのは事実かと思います。
最近よくあるのは、
ストレートな歌詞が心に刺さる
みたいな評価をされる事ですが、それはもはや個人の体験をそのまま歌にしたもので、日記の朗読?のようなものじゃないでしょうか。
歌詞というのは、聞く人それぞれの心によって、捉え方が自由に変わるものであり、そこでの深みがあるものが、名曲として残っていくのだと思います。
それを、ただ、
この時こんな事がありました。この時こんなことがあり、私は悲しかったです。こんな気持ちになった私ってダメだったんでしょうか?でも、そうじゃないと決めて、頑張るようにしました。
みたいな話。
なんか、これで芸術と呼べるんでしょうかね…?
私もネットでSNSなどをやっているので、こういった若い人にストレートな歌詞というヤツで指示されているアーティストの話題なんかも見かけるわけですが、それを聞いて思わず泣いた…という話などを見かけるだけで、なんて薄っぺらい世界なんだ(笑)と思ってしまいますね。
このような価値感も、私がもはや40歳になろうかというオッサンだから感じている事なのかもしれませんが、深みがないがゆえに、メロディ的に良い感じの音楽だと思っても、それを1年後も2年後もまた思い出して聞きたいという事は、全く無いんですよね。
同年代の皆さん、このあたりどう思われますか?