ギターの練習はとにかく好きな音楽から始める事が大事
これからギターをはじめたい!という人は、真面目なA型タイプの人程、本屋さんで、初心者向けの教材をいろいろと立ち読みして、その中から良さそうに感じたものを2、3冊買って帰り、それをもとに始める…というパターンが多いかと思います。
管理人の私、ひろゆきがまさにそのタイプです。
私が1度目にギターをはじめた時には、速弾き全盛期のハードロックのエレキギターをやって一瞬で挫折したわけですが、次に始めたアコースティックギターの時には、すぐに挫折する事はなく、地道に続けていく事ができました。
この違いとして大きかったのは、自分として、真剣に音楽をやっていきたい!という気持ちになっていた事もありますが、すぐに、自分はこの曲を弾きたいんだ!と思うような、強い気持ちがあったからかと思います。
その頃は彼女もいませんでしたから、なんか甘い恋の歌みたいのでも上手に弾けるようになったら、モテるんじゃないか?という感覚でしたね。この邪念がエネルギーの元だったでしょうか(笑)
でもまあ、人間がなんか頑張る理由って、そんなもんですよね。これ自体、別に全然悪い事だと思ってはいません。
で、その2度目に練習をはじめた際の、アコースティックギターの練習では、ものすごく渋い、童謡みたいのとか、神田川とか、そういうのが教材に載っているものだたので、はっきり言って、それが弾けてもあまりにも渋すぎてどこにも披露する所がないぞ!というものでした。
それでも止めずに、まずはちゃんと練習!という気持ちになれたのは、次に、ひきたい曲があったからだと思います。
私の場合は、それがB'zの いつかのメリークリスマス でした。
私は正直なところ、B'zファンではあるのですが、松本さんのギターが最高!!と感じるような曲って、ほとんど無いんです。。(失礼m(__)m)
でもこの いつかのメリークリスマス が入っているアルバム Frends は、本当にギターが最高です。この路線でまだ出してくれないか…というのを、20年ぐらい経過した今でもまだ思っています。
(Frends2 も今聴いたら結構良くてわりとハマってますが、あのギターの雰囲気はこのアルバムにはありませんよね。)
こんな感じで、私にとっては、もう絶対にやりたい!と心の底から思うぐらい、自分で演奏したい曲があったという事が、挫折せずに練習を続けられた大きな理由ではないかと思います。
私が昔ギターを習っていた先生が、
「人間て、感動が原動力になってるから、それがない事をやろうと思っても絶対続かないよね。」
という事を言っていました。
あんまり偉そうな事は言わず、無口な先生なのですが、これについては、さらりとズバッと言っていて、すごく印象的だったのを覚えています。
でも、本当に人間が何かに打ち込めるようになるというのは、こういうことですよね。
なので、ギターや音楽の練習を始めるタイミングというのは、まさに、自分が音楽に感動して、自分もこんな音楽ができるようになりたい!と思ったそのタイミングという事です。
それが難易度の高い曲であったとしても、スコアブックを買ってきて、絶対にこれを引くんだ!という気持ちで、基礎の練習と一緒に、ちょっとずつそれをやっていくのが良いです。
挫折せずにずっと続けていけば、いつかその曲もきっと弾けるようになります!
それができた時の喜びというのは、本当に大きいです。その喜びがまた音楽を好きにさせて、どんどん上達していくわけですね。
なので、頭の固い音楽教材のような教本を買ってきて挫折してしまった人は、それはいったん横においておいて、自分が弾きたいと思っている曲を練習するという事もやってみると良いと思います。
メロディの部分は難しくても、コード引きでの弾き語りなんかは比較的簡単ですので、ちょっとそれができるだけで、すごく嬉しかったりするものです。まずはここからやってみましょう!