ヴォーカルとして大事なのは?

ヴォーカリストとしての心得

ヴォーカリストとして重要な事は、当然歌が上手だという事もあるのですが、どのような機会であれ、一つのエンターテイメントとしてあなたの歌を聴く場所に来てくれた人達に、とにかく楽しんでいってもらう事!これを忘れてはいけません。

 

 

私も元は、個人での弾き語りや、カラオケが好きなところからバンドを始めてボーカルをやっていたので、最初はこのあたりの配慮というのがあまりなく、とにかく自分が上手に歌うこと!ばかり考えていました。

 

けど、バンド経験のある仲間にライブの心構えなどについていろいろとアドバイスをもらって、とにかく、ライブというのは、見に来てくれている人との一体感がすごく大事なんだから、歌がうまいというのは当然だけど、楽しませるようなMCなんかも重要なんだ!というのをそこから考えるようになりました。

 

自分が歌が上手な事が、お客さんが一番喜ぶことじゃん…

 

と思ってしまう人もいるかもしれませんけども、それでは、おそらくまだまだ未熟な考え方ではないかと思います。

 

何か上手に聞こえる歌が利きたいのであれば、プロのアーティストの、CDを聞けばそれで済む話ですよね。

 

何もあなたがやっているアマチュアのバンドにわざわざ聞きに来る価値なんて、そこには求めていない訳です。

 

 

とにかく、生の音楽というものを楽しむこと、演奏している人達との一体感を味わうこと…それがライブに来ている人達の喜びになるわけですから、そのことを無視して、単にテストの点数を取るように、自分たちが上手に歌えば良い…上手に演奏すれば良い…というところで終わってしまっていては、バンドの演奏する側が、お客さんと全然向き合っていないという空気がものすごく出ます。

 

結局、そんな雰囲気のあるバンドというのは人気も出ませんし、当然のごとく支持されるわけもありませんから、毎回お客さん集めに苦労をする、せっかく来てもらっても次に来てくれる人がほとんどいない…という事になってしまう訳です。

 

こんな事にならないように、ヴォーカリストというのは、そのバンドの顔なんだ!という意識を持って、聞きに来てくれた人達みんなに、楽しんでもらおう!という心構えが、まず何よりも大事な事だと思います。


 
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