ヴォーカルが上達しないときには？

ボーカルのトレーニングという事に限らず、スポーツや勉強においても、何かに取り組んでいるときに、これ以上なかなか伸びない…というところに来ることがありますよね。

ボーカルのトレーニングでは、例えばスポーツのようにある一定の筋力に到達すれば、それができるようになる…というものではなかったりしますから、単純にトレーニングの数を重ねたとしても、なかなか自分が思うようなところに到達できない場合が多いです。

私自身も過去の経験で思い出してみると、なかなか高い声が出ない…低い声のところで、音圧がなくなりすぎて、声がカスカスになる...というのが、結構悩みだったりしました。

あとは、歌い方の悪いクセが抜けなくて、何回も自分の録音したテープを聞いては自己嫌悪になる…という状態がありましたね。

このような状態になっている時には、どんな練習をすれば良いか？という事ですが、このようなときには、とにかく基本に忠実に、スポーツで言えば、腹筋や腕立て、ランニングのような基礎的な事を、いったん頭をフラットにしてやるのがおすすめです。

どうしてもできない事ばかりに日々取り組んでいると、どうしてもモチベーションが下がってきますし、それが嫌になる事によって、トレーニングそのものが嫌になってしまう…という悪循環もありますから、自分なりに結構努力してみたけど、なかなか改善しないという場合には、いったんそのことを考えるのをやめて、基礎的な部分に取り組む事に集中するのが良いです。

あとは、ボーカルにしてもギターなどにしても、とにかく習い事として1週間に1度とか通っているようであれば、当然先生がいますので、その状態からどうやって脱却するか？という事については、先生も一緒に考えて指導してくれるわけです。

そういった指導者がいるという事も、音楽のスキルを向上させていく事にはやはり重要なポイントになりますので、ただ趣味でやっている好きな事…という事を超えて、プロアクティブまではいかないとしても、人前で音楽を披露してお金をもらえるような人間になりたい…と思っているのなら、しっかりと音楽を学ぶという事も非常に重要ではないかと思います。