ヴォーカルはキチンと学ぶべし!
皆さんの中にも、カラオケが大好き!歌うのが大好き!という方は、かなりいらっしゃるかと思います。
私も実際カラオケが大好きで、20代を過ぎてから、また本格的に音楽をやりたいなあ…と感じたのは、その頃のカラオケブームの影響も大きいと言って良いかと思います。
合コンなんかで飲みに行った後、カラオケに行くというのは今でも定番のコース?ですよね、多分。
(ウチの近くのカラオケ屋は今でも午前から学生の自転車がたくさん停まっています。あいつら学校に行っているのか?(笑))
そんな時、カラオケを上手に歌うことができたら、狙っている女の子からもちょっとポイントが上がるんじゃないか?と思ったりもしますよね。
そんな邪念も含めて、歌がうまくなりたいな…と思って、やる行動といえば、
・家で音楽をかけて歌う
・とにかくカラオケ屋にたくさん行く
みたいな行動になるのが、一般的なパターンでしょうか?
私の場合は、まさにこんな感じでした(笑)
それで、モノマネ選手権のように、とにかくCDそのままのように歌おうとすることを続けた結果、カラオケ、で歌った時には、
うわあ、上手!
似てるね〜!
みたいに言われるようになってくるわけです。
私も一時期、当時人気があったビジュアル系のアーティストの歌をかなり練習していた事があり、これが持ちネタとしては、結構好評でした。
それで調子に乗っていて、これはここからさらにうまくなってやるんだ!みたいな気持ちで、ボーカルのトレーニング教室に通うことにしました。
ですがここで、初回のレッスンでボロボロの挫折感を味わうことになりました。
体験トレーニングで学んだ、正しい呼吸法のもとでの歌い方というのが全く出来ず、とにかく胸呼吸で息が浅く、音圧がない...というのが、モロに露呈した感じでした。。
でもこれって、ビジュアル系アーティストの歌をCDで真似をしようとしている時点で、絶対にそうなる事ってないんですよね。
というか、ビジュアル系アーティストのまねをしたという事に限らず、カラオケでうまく聞こえるように、ものまねの路線で歌の練習をした…というのは、はっきり言ってほぼ100%、まともに歌といえるレベルでの鍛錬にはなっていないんですよね。
自分自身が、ボーカルのトレーニングに9年間ぐらい通っていて本当に思いますが、ボーカルの正しい歌い方というものを、天性で身につけている人間なんて、歌が好きで音楽をやりたいと思っている人間の、5%もいないだろうと思います。
その5%も、演歌とかソウルとかを聴いて育った人が多い気がしています。テレビではやっているアイドルのジャパニーズポップスばかりを聞いて育ってきている場合、100%、正しい歌い方にならないといっても過言ではないと思います。
なぜそうなのか?という事については、またこれから書いていこうかと思いますが、これから真剣のヴォーカリストとして向上していきたいと考えている方は、絶対にボイストレーニングに行った方が良いと思います。
昔バンドをやっていた仲間や高校時代の友達なんかは、
音楽なんて、習いに行くと、変なクセが付いてしまって、自分の個性が消えちゃうよ…
みたいな話をしていましたが、そんなのはもう、あまりにも低次元の話であり、そこで言う個性というものは、ほとんど悪いクセとして扱われるものです。
総合的にレベルの低い人間の個性など、本当にただの鼻につく雑味にしかなりません。
これは音楽のみならずとも、どんな分野でもいえる事ではないかと思います。
カラオケのビジュアル系の真似上手の「しゃくり」なんかは、まさにそれです。
という事で、今現在あなたが歌が周りの人にもうまいと思っていて、そしてさらに音楽の道に進みたいと思うぐらい自信があるのなら、さらに成長する為に、絶対にボイストレーニングに行ってください。
体験レッスンあたりで、思いっきり挫折勘をいただけると思います。
それを乗り越えてこそ、新たなスタートかと思います。